今に見ていろこの野郎! その3

いよいよ。80kgお坊さんへリベンジのチャンス!。今までパワーと体格で押されまくられたタテケンの運命やいかに!

2005年12月27日(Tue)
今に見ていろこの野郎! その3

さて、80kgお坊さんとの戦いの続きをお楽しみください。

金的をつけて正座し、胴の紐を結んでいく。
面を付けて面金に紐を通す。
手にバンテージを巻いていくと、だんだんと気合が入っていくのが
自分でもわかります。

グローブを付けてもらい、さあ行くぞ!
今日こそ80kg坊さん退治だ!

何度も言いますが、80kgお坊さんは人柄はとても素晴らしい方です。
防具をつけると、阿修羅でも入ってしまうのかも知れません。


一つ 絶対に後ろへは引かない。前進するか横へ動く。

一つ 後ろへ引くときは、パンチを打つための間合いを作るときのみ

一つ 相手が連打で来るなら、こっちはそれ以上の連打で打って打って
   打ちまくって応戦する。

「ようするに、真っ直ぐ下がらずに連打、連打、また連打だ。心臓が破れるまで連打してやる」

「じゃあ、Sさんとタテケンくん」

先生に呼ばれて畳にあがり、正面に礼。
互いに礼。
蹲踞。礼。

「2分間3本勝負はじめ!」

と、先生の声を聞いて、立ち上がって構えます。

80kgお坊さんは、いつものように両手を前にすぼめるように構えて、
糸でも巻いているように、細かくグローブをぐるぐるしています。

そしていきなり突進して来ました。
細かいパンチ、パンチ、パンチ、パンチ。

絶対に下がれねーぞー。と、思ってもやっぱり後ろに下がってしまいました。
私の顔面に細かいパンチがヒットし続けますが、小さなパンチなので
一本になりません。
パンチと言うよりも、ツッパリです。
押し付けるようなパンチの連打。

おおー。だめだー。

私はツッパリで押され続け、背中から壁に激突!

どーんと言う、自分の背中と壁が奏でるシンフォニーを聴いた私ですが、
80kgお坊さんの猛攻は止まりません。

壁に押し付けられたまま、打たれ続ける私。

「場外!場外!場外!」と、叫ぶ先生の声で我に返る80kgお坊さん。

おいおい。防具なかったら殺されてる所だよ。

はぁ〜。くそ。どうしても下がってしまう。

開始線へ戻りながら、自分自身の不甲斐なさに腹が立ってきました。

よし!練習したコンビネーションを出してみよう。

左構えから、左ジャブと合わせて右後ろ足を右横へ出す。
出した右足を軸にして、左まわし蹴りで胴を蹴る。

「勝負、続け!」

先生の掛け声がかかると、またもや80kgお坊さんが糸を巻くように、
両方のグローブを胸の前でくるくるしだしました。

タイミングを計っている今のうちに、こちらが先に技を出す。

左ジャブ。右足横へ。
よし!80kgお坊さんが後ろへ下がった。
左回し蹴りを胴へ。
今でもたまに使う、ベニー・ユキーデのコンビネーション。

バシ!
良い音だ!
もらったー

と、思ったら左の蹴り足を掴まれていました。
良い音したのだから、一本欲しいところですが・・・。

80kgお坊さんは、掴んだ私の足を上に持ち上げて押し込んで来ました。
ラッキーと、ばかりに場外へ転げ出ました。

良かった。良かった。
80kgお坊さんは、興奮すると力任せで技を出せないから、
助かりました。
掴んだ足を持ち上げて、押すしかできないようです。

開始線へ戻りながら、またもや考える私。
こうなったら、頭ブチ切らして、好き勝手暴れまくってやる。

「勝負!はじめ!」

先生の掛け声を聞いた瞬間、前へ出て、ワン、ツー、スリー、フォーと
連打をし続けました。
80kgお坊さんも、応戦してきますが、私のほうがパンチに回転力が
あります。

ぜってー下がらねー

歯を食いしばって、連打をし続けました。
面に、私のパンチが当たり始め、ちょっと嫌な顔をする80kgお坊さん。

効いてる。効いてる。
よし!いけるぞ!



あ・・・。
いけね。

80kgお坊さんは、私の頭を首相撲のように両手で挟みました。

しまった、頭を掴まれたと思った私は、すぐに両手で80kgお坊さんの
アゴを押しました。

「両手で相手を突き放す!」

先生がアドバイスを叫ぶ声が聞こえます。

だけど、80kgお坊さんの力が凄い。
引き付けられて、頭を持たれて振り回されますが、なんとか投げられずに
堪える私。

「時間です!」

「止めー」

ふう。なんとか一本を取られずに済んだ。

「タテケンさん。大丈夫でしたか?」

「え?ああ、壁に押し付けられたとき?」

「凄い音しましたよ」

マネージャーのOさんから言われて気がつくと、背中や腰がなんとなく
痛いような。

その日、自宅へ帰って風呂に入ると、肩甲骨の辺りに青痣が出来て
いました。

ちっくしょー。
押すと痛えじゃねえか!

しかし、この日の防具練習で、80kgお坊さんが意外と連打に弱いことが
判りました。

今までは、80kgお坊さんの連打にびびってしまい、ひたすら後ろへ下がり、
連打を浴び続けていました。
それが、こちから先に連打をしかけて打ち合ったら、80kgお坊さんのパンチより、
私のパンチの方がクリーンヒットが多かったのです。

よし!
行けるぞ!

翌日の月曜日の朝。
横浜行きの相鉄線の中に、一人にやにやと練習帳へなにやら書き込む、
30代中年サラリーマンの姿がありました。

まだまだ、つづく。

次回、驚愕の結末が!






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私は現在45歳です。79kgありましたが、63kgへダイエットして日本拳法をはじめました。

通勤時間3時間40分の多忙なサラリーマンですが、自分のペースで日本拳法を続けていきます。

今年は、三段を取ります。

カレンダ
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