相手を尊敬する心
子供のころに、遊びを通じて学ばなければいけないことがあります。
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2006年04月27日(Thu)
相手を尊敬する心
「今に見ていろこの野郎」を書きました。
気が付いたら、なんで、こんな話をしたか、その動機を 忘れてました。 と、言うことで書いておきましょう。 結論からいうと、最近の子供たちの遊びには修行期間が なくなった。 だから、遊びに深みがない。 それにともない、他人を認められなくなっているんじゃないかと 言いたかったのです。 はさみ将棋 軍事将棋 プラモデル作り コマ回し けん玉 ヨーヨー ゴム縄 これらの遊びを見ると、5分や10分でものになるのは、 一つもないでしょ? どれも修行期間が必要な遊びです。 修行期間が長い遊びは、上達に時間がかかります。 センスの差はあれ、誰でも努力を積み重ねなければ、スキルを 身につけることがありません。 だから、修行期間が長い遊びが上手い子供はどうなるか? それだけで、友達から「スゲエ!」と一目置かれるのです。 「○○ちゃんは、コマ回しが上手い。凄い!」 昔の子供たちは、こういった情報を共有していました。 もちろん、遊びだけじゃなく、勉強やスポーツも入っていました。 何でもいい。 「あれじゃあ負けるけど、これは勝てる」そういったことが あったんです。 私の子供時代を思い出すと、 「あいつは勉強は出来ないけど、絵がすごく上手い」 「スポーツは苦手だけど、読書が好きで色々なことを知っている」 そういった友達がいて、お互いを認め合っていました。 大人もそれを認めていた。 「あそこガキは頭悪いけど、男気があるよな。良い子だよ」 「○○ちゃんは、のんびりしているけど、気持ちがやさしいよね。 編み物も上手なんだってさ」 今の子供たちを見ていると、遊びはスイッチを入れればすぐに 遊べるテレビゲーム、よく整備された公園、テーマパークなど、 大人が準備してあげているものです。 遊びに、修行時代がないんですよね。 それと同時に、得意技に対するリスペクトが無くなっているように 思います。 なぜなら子供の得意技が、大人の得意技と同化しているんです。 勉強ができる スポーツができる ピアノやダンスなど習い事ができる こういっちゃなんですが、大人の世界でも通じることが 子供でも評価されちゃう。 私の子供時代は、勉強ができるのとコマ回しが上手いのは、 同じレベルで尊敬を集めました。 いや、コマ回しのほうが尊敬度が高かったです。はっきり言って。 だけど、今の子供は大人と同じような価値観を持っているので そうはいかないでしょう。 「コマ回しなんて出来たって無駄、染のすけ、染めたろうぐらいにしか なれん!」 染のすけ、染めたろうになれたら、充分ですけど・・・。 勉強が出来る奴が、一番偉い!みたいな感じ。 だから、遊びで修行期間なんてやってらんない。 ぱっと始められて、ぱっと辞めちゃう。 そこには、深みがない。 自分に挑戦して、自分を高めていく喜びが無い。 ちょっと前にヨーヨーがはやりました。 あれを見て、いや〜良いことだ〜と思ったんですが、あっと言う間に ブームが去ってしまった。 ハイパーヨーヨーは、もの凄い性能と精度を持っている。 昔のヨーヨーよりトリックがやりやすい。センスのあるのがやったら、 すぐに出来るようになる。 敷居が低いから、誰でもできる。 その代わり、値段が驚くほど高い。 だから、壊れたら買い替えができない。(普通の子供は) 壊れたらそれで終わり。また買おうと思うのは、よっぽどハマっている子。 センスの無い子が、壊れないように、大事、大事に使ってたらトリック 覚えられない。 だから、ぱっと流行って、ぱっとすたれた。 将棋、コマ回し、けん玉。なんでも、修行時代がある。 最初はこけ負けする。トリックがうまくできない。 いじいじする。 悔しくて、涙が出ることもある。 だけど、ガマンするしかない。ガマンして練習を重ねるしか上手くなる 道がない。 ガマンと努力を遊びから学べたのです。 そのガマンと努力を乗り越えて、強くなる。もしくは上手くなる。 すると、がぜん面白くなってくる。 周りの友達が「すげえ!」と、認めてくれる。 大人も認めてくれる。 ガマンや努力が、成功へ結びつく。これを学ぶことができたのです。 だから他の子が、上手く遊んでいると、 「あいつは、すげえな。いったいどんな修行を乗り越えたんだ!」 「俺が出来ないことをいとも簡単にやってる。すげえ奴だ」 と、相手の才能や努力を認めることができて、素直に尊敬できたんですね。 逆に、友達の才能や努力を認められない奴は、「じゃあお前やってみろよ」と バカにされたものでした。 私が日本拳法にハマっていったのは、修行期間が長いからです。 そのくせ、敷居がめちゃくちゃ低い。防具つけて、五段、三段の方を相手に 組み手ができちゃう。 手も足も出ない。だけど、全力で殴りあえる。 最初はめちゃくちゃに暴れるしかない。カッコ悪い。だけど、体がばらばらに なりそうなほど疲れて、満足感がある。 敷居が低いから入ってみると、その先が非常に奥深い。 館長や師範と戦ったり、戦いを見て、 「強い!いったいどんだけ修行したら、こんなに強くなれるんだ?」 「あんなレベルで戦うと、いったいどんな気持ちなんだろう?」 「あのレベルだと、どんな世界を味わえるんだろう?」 そう思うと、やめられなくなった。 私もゲームが好きです。 格闘ゲームも大好きだった。 だけど、日拳をはじめてからは、全然面白くなくなってしまいました。 手軽に遊べるのは、決して悪いことじゃない。 だけど、大人が全て用意してあげてしまうと、子供の学びの 機会をなくしてしまうと思うのです。 昨今の少年による凶悪事件。 遊びの中から学んでいた、ガマンすること。努力して喜びを 勝ち取ること。相手を認めること。 これが、無くなっていった結果じゃないかと思ったりします。 |
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通勤時間3時間40分の多忙なサラリーマンですが、自分のペースで日本拳法を続けていきます。 今年は、三段を取ります。
カレンダ
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